第1章 エクストラ

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衝突し、けたたましい爆発音が室内に反響し、粉塵が舞う。 直撃した魔法で、ダークネスの排除を確信したのだが、 「なに!?」 何事も無かったかの様に粉塵を抜けて歩んでくるギャザリン。 響く靴音が、あまりに不気味だった。 慌てて魔素を集束し始める亜人の魔導師達だったが、ギャザリンはオーラの槍を伸ばし貫いていく。 暗がりの中にあって尚、ギャザリンの狙いは精密だった。 再びオーラを煙状に戻したところで、ギャザリンは漆黒の長剣を下段に構え、オーラを推進力に変えて疾駆する。 「っ!」 生き残っていた亜人に高速で接近し、長剣の黒い斬撃を放つギャザリン。 亜人に言葉を発する間は無かった。 為す術無く蹂躙されていくレジスタンス。 ギャザリンのもたらす恐怖は止まらない。 敵となる者全てが消え行くまで。 眼前の敵意が消えた時、背後から遅れて現れる数人の黒騎士。 「…作戦通りだ。 目標を探索しつつ、残存の敵勢力を掃討する。  散開」 「はっ!」 いくつかある通路へ別れ、分散して制圧行動を開始した。
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