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ギャザリンはエクストラを自分の背後に回すと、漆黒のオーラを纏った。
「我が名はレザーナ。
最後のヴァルナの民として、貴様を討つ！｣
「ギャザリン｣
不安そうに声を上げるエクストラを他所に、レザーナは槍の切っ先をギャザリンに向け、跳躍した。
川を飛び越える為とはいえ、ギャザリンに正面から飛び掛かるのはあまりに無謀。
オーラを複数の槍に変えて迎え撃つ。
だが、レザーナは空中で真横移動し、その巨体ながらに器用にギャザリンの黒槍をかわすと、自身の手にある槍で突きを放った。
ギャザリンはそれを避ける動作も見せず、気体状の漆黒のオーラで迫る槍の先端を包み、徐々に固体化していく事で、威力を殺し受け止める。
そして僅かに驚くレザーナを、槍ごと真横に振り薙いだ。
瞬間、レザーナの槍が白く輝き出し、槍の先端を固定していた漆黒のオーラを破砕する。
これに驚くギャザリンを前に、放り投げられたレザーナは空中で体制を立て直し、ギャザリン達と同じ側の河原に着地した。
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