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…結果…
…負けました…
お互いボロボロでした
幼いながらも彼の本気が伝わり。逆にこいつにならいいや…って思えたほどでした。
ケンカのあと、なんだかお互いおかしくて、二人して笑ってました
約束…守るよ…必ず…
そう言い残して、僕は立ち去りました。
もし彼女が覚えているなら、きっといまだに理解できないでしょう。
僕の急変した態度に…
彼女にちゃんと説明もせず…僕は…
正直、凄く後悔しました。説明くらいすればよかったって…
でも、もうどうにもなりませんでした。
幼稚園から小学一年生に上がる頃には、お互いまったく話す事も関わる事もありませんでした。
帰り道一緒になった時も…距離を開けて…
男の約束は守りました
でも大切な何かを失いました。
今だから言える話。
ずっと好きでした
でも運命は残酷でした
小学6年生まで同じクラスになる事も無く。ずっと遠くから見守るだけでした。
そして小学校の卒業式…
彼女は僕らとは違うレベルの少し高い別の中学に行く事を彼女の母から聞きました。
卒業式からの帰り道、交差点で信号待ちしてる彼女と偶然会いました。
歩きながら、話…かけようか…と悩んでたら
すれ違いそうになった時に
『ねぇ…』
と話しかけられ
ドキっと心臓が跳ねました。
『…な…なに?』
と僕がきくと
彼女『あたしね…引っ越すの…』
僕『え?!あ、だから別の中学なんだ…』
彼女『?!知ってたの?…』
僕『さっきね…お母さんから聞いたよ?相変わらず元気なお母さんだね(笑)』
彼女『フフまぁね…それだけが取り柄だから(笑)』
僕『…向こう…行っても頑張れよ…』
彼女『うん…嬉しい…ありがとう…○ゅ○もね…』
僕『俺?俺は…ん~頑張れないかも(笑)○○るがいないから…なんてね(笑)』
彼女『……シ…もだよ……』
僕『え?』
彼女『ううん。なんでもない。じゃあ、また…ね…』
僕『…そうだね…また………ね………』
横断歩道を渡って行く彼女を見送り終わり、帰る時。
凄く胸が痛くて苦しくて…家に帰った時に兄に『お前何泣いてんの?』って言われ、その時初めて自分が泣いてた事に気付きました。
幼稚園上がる前から小学6年までずっと好きだった彼女に男の約束を理由に何もしなかった事を凄く後悔した初恋でした。
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