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友人A『俺の事なんか気にすんな!俺はもう吹っ切れたから。』
僕『気にするわ!!アホ!!』
友人A『嫌いじゃないんだろ?!ならいいだろ?』
僕『押し付けんなよ…確かに嫌いじゃないよ?後輩の中じゃ可愛い方だしさ…でも、部活以外、普段どんなやつとも知らないやつと付き合えんて…』
友人A『何言ってんだよ!付き合ってからどういうヤツなのか解るんだろーが!最初はもっと気楽に可愛いな…このコタイプだし付き合ってみたいな…くらいでいいんだよ!』
僕『はあ?そういうもんなの?』
友人A『そういうもん!ドラマみたいな恋愛なんざ、そうそうないって』
僕『へいへい…んじゃ、考えとくよ…』
友人A『返事…早めにくれよ?あいつがお前以外のやつと付き合うなんて、俺はゆるせないから』
僕『お前…やっぱ馬鹿だろ?…』
友人A『なんとでも言え!』
僕『ほんと…どうかしてるよ…お前ら…。おっと、もうこんな時間か、やべ。じゃあな』
友人A『おう!頼んだぜ!!』
と、手を振り別れ。その日以来、部活中も。授業中も今まで考えた事もなかった。彼女の事を考えるようになりました…。
僕は、昔から他人事には敏感なのに、自分の事となると、超が付くほど鈍感な所があって。
友人A君や他の友人の話だと、部活内でも三人僕の事を好きな女の子がいる。という情報まで寄せられ…正直、頭ん中パニクりまくってました。
どうにか頭の中を整理しようと、静かな涼しい所で考えたかったので、夏休み中も開いている図書館へ…
夏休み中に返事する…という約束はしたものの…
どうしていいのか解らなくて悩んでいる時。
部活の後輩の女の子の一人が声をかけてきました。
後輩『どうしたんですか?先輩?』
僕『うん…ちょっと悩んでて…』
後輩『えー?!気になるー!話したらスッキリしますよ!さ、さ、どーぞこのあたしに遠慮なく!』
僕『なんでオメーに話さなきゃならんのよ…』
後輩『まあまあ同じ部活の仲間じゃないですかー!いつも元気な部長がそんな暗かったら、誰だって心配しますって!』
僕『あ、そ。あんがと。…つか、なんで図書館にいんの?』
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