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あの娘に似合う、あの娘が喜ぶケーキはなんだろう?
そう思いながらあの娘のためのケーキを作っていく。
「あら、それよりこっちの方がいいわ。
あの娘には赤がよく似合っていたもの」
「あの娘はいつも本当に幸せそうに、
ケーキを買ってくれるから
とっても大きなケーキにしよう!
きっと喜ぶよ!」
みんなで意見を出し合いながら、
あの娘へのケーキが出来ていく。
みんながあの娘を想って作るケーキ、
あの娘はどんな顔をするのかな?
みんなでドキドキしながら、待ってるからね。
みんなで驚いて喜ぶ顔がみたいんだ。
そしていつものように
「ありがとう」って可愛く笑って欲しいな。
みんなの幸せな笑顔、
それが僕らケーキ職人の元気の源だから。
fin.
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