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蓮「ちょい、今撮ったの見せて。」
浦正の携帯を受け取る。
携帯画面に写し出された画面。
俺と浦正。
蓮「また…」
浦「あー？」
また、浦正が俺に寄りかかりながら、携帯を覗く。
蓮「近いて…。これも…」
携帯画面に写る俺達も、頬がくっつくかどうかの至近距離で―
俺は、平静を装ったから、表情に特に変わりは無いが――
浦正が、可愛い笑顔なのが、また―――
蓮「浦正、俺と写メ撮るの好きなんか？」
浦正を見ると、突然の質問に、キョトンと間抜けな顔をしている。
蓮「なんや、その顔」
思わず、笑ってしまう。
浦「なんで、笑ってんだよ。俺、蓮次好きだよ。あおれんじ～」
ヘラッと崩れた表情で笑い、恥ずかし気もないその言葉にドキッとしてしまった自分がいた。
蓮「それって、どーいう好き？」
――― あ。
時、既に遅し。
俺の心に、ずっと引っかかっていた想い。
浦正に聞いてみたかった想いが、ポロッとこんなにも簡単に口から出てしまっていた。
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