-腐男塾物語-

お誘い

いつもの元気な浦正に戻ったようで一安心。

その後も、他愛もない会話をし、時間は過ぎて行く。

蓮「あ、ひとつ忘れとった。」

浦『あ？なんだよ』

蓮「彼女いない浦正くんにとって、俺は何なん？」

浦『…ツレ。』

蓮「んー…ま、良しとしよか。」

浦『偉そうでムカつく。』

蓮「はいはい。」

適当にあしらう。

そのあと、幾つか言葉を交わし、また夕方待ち合わせをすることになった。

浦『ンじゃ、また後でな～』

蓮「おう。あ、浦正。」

浦『んー？』

蓮「今日、こないだの話の続きしよな。」

浦『……分かった。』

俺が素直になれば、浦正も素直に返事をしてくれる。

―俺は、浦正の何？

この質問に対しては、なかなか素直になってくれないが、それも時間の問題だろう。

せやから―

こないだの続きの話。

俺の気持ち――

浦正の気持ち―――

友情と愛情の違い。

数日前、
きちんと話す機会を逃してしまった。

せやから、今日が勝負や。

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