02:二人、

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初めて二人で話したときから、彼女と二人になることが多くなった。他のメンバーが皆、社会人で、仕事が忙しいかららしい。 まだ学生である俺と誘は比較的時間にも余裕があって、俺はバイトから帰るとパソコンをすぐつけるのが日課になっていた。 「あー…今日は会えなさげだな。風呂行くか。」 0時21分。この時間まで顔を出さないとなると、もう少しあとか、今日は会えないか、だった。 きっと1時回るだろうと考えた俺はパソコンの電源を落として、風呂に向かった。 あぁ、そう言えば飯食ってなかったな。なんか作ろうか、でもそれすらも面倒で、取り敢えず、冷蔵庫になにか残り物がなかったか、考えながらシャワーを浴びた。 風呂に入ってるときも、飯を作ってるときも浮かぶのは彼女のことで、俺は小さく苦笑した。 その日は結局、彼女に会うことはなかった。 .
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