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危なっかしいとゆーか、ドジとゆーか…
「す、すいません、ありがとうございます。」
照れ臭そうにそう言って、吏那ちゃんは急いで体勢を整えた。
その顔は少し赤い。
…なんか、ちょっと可愛い…
って、これじゃ完全にレズになっちゃうじゃん!
「どーせだし、家まで送るよ。」
「い、いいです、先輩にそんな迷惑かけ『あたしが送るって言ってんだからいーの』」
「…はぃ…」
そんなやり取りをして行き着いた先は……なんと、私と同じマンションだった。
「…明日から登下校一緒にしよっか。」
「え?で、でも…。」
「ここ丁度通り道だし。」「?」
吏那ちゃんの頭には?がたくさんついてるらしい。
まぁ、こんな事突然言われたら皆そーなるか。
「私ん家、ここの五階だから。」
「あ、なるほど!先輩と同じ所に住んでるなんて、ちょっと嬉しいです♪」
そう言って吏那ちゃんは笑った。
…やばい…やばいよ…。なんか、無性に抱きしめたくなる…。
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