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3時間後、部活も終わり、皆帰る準備を始めていた。
私は着替え終えるとそのまま帰路に着いた。
しばらく歩くと、後ろから足音がし始めた。
…まだ足音はついて来る…。
ストーカーか?!
男なんてお断りだから!
「誰!?さっきからウザいんだけど!…って、え?」
ついて来てる奴は男だと思い込んでた私は少し驚いた。
ついて来てたのは男じゃなく、今日体験入部に来てたあの一年生、吏那って子だったからだ…。
「あんたが私のストーカー?」
あ、いけない、思わず口走っちゃった。
「す、すいません。たまたま帰り道がこっちで…。決してストーカーとかじゃないです!」
「いや、私の勘違いだから謝らなくていーよ。家どこなの?」
おいで、とジェスチャーしながら吏那ちゃんに話し掛ける。
「えっと…○○駅の近くです。」
吏那ちゃんは急いで私について来る。
「へぇ、そうなんだ。私もだよ。意外に近いね。」
少し微笑みながら返すと、吏那ちゃんも
「そうなんですか?!」
と、驚き微笑みながら返してくれた。
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