01.

4/6
前へ
/55ページ
次へ
黄「楼主、分かっているでしょう?」 黒「あぁ、年季の事か?」 黄「それだけやない、借金も…」 遊女には年季と言われるものがあった。 その期間は吉原から出られないという決まりだ。 そして、遊女は大抵借金を背負っていた。 すばるもまた例外でなく、これも廓からの逃亡が御法度とされる理由である。 しかし、それでも…!! まして楼主である彼が有能な禿を足抜けさせようと言う。 黒「すばるは、心臓がよくない」 ∞
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

636人が本棚に入れています
本棚に追加