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「拓真くん。次はお洋服を選びましょうね」
「まだやるの?」
「そうよ。タクちゃんのために、キャサリン先生にお願いしたのよ」
拓真をオシャレな男の子に変身させたい真子は、ふとキャサリンを思い出した。
キャサリンのセンスは真子も承知している。
拓真と一緒に表参道でショッピング。
真子のアタマの中には、腕を組んで歩く拓真と真子が占拠しはじめた。
「ママ楽しみだわぁ」
「はいはい」
やっと全てが理解出来たのか、拓真がすんなりと真子に服従を見せた。
抵抗しても真子は諦めないだろう。
どのみち、キャサリンに身を委ねるのならばさっさと済ませてしまえばいい。
拓真はキャサリンに誘導されるがままに衣装のコーナーへと足を進めた。
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