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「行ってきま～す」
「忘れものはない？受験票持った？」
「大丈夫だよぉ～ん」
「しっかりね」
「うん」
元気は意気揚々と家を出た。
外はまだ薄暗い。
コートのポケットから携帯カイロを取り出し頬にあてる。
「ふぅ～ん。気持ちいい～」
周囲が明るくなり始めたと思うと、太陽が一気に昇り元気を照らし出す。
「うわぁ。きれいだなぁ」
太陽が勇気を与えてくれるように思う。
ガラにもなく感動する。
「おっしゃぁ!!」
気合いを入れ、東京行きの電車に乗りこんだ。
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