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それは ある日曜日のこと。
リビングでTVを見ていると、階段を下りてくる足音と…姉の鼻歌が聞こえた。
ガチャッ
「悠ぁ、暇そうね?」
「暇ぁ!お姉ちゃんは?出かけるの?」
「そう♪デート☆」
「こないだカレと別れたばっかのくせにぃ。」
「恋してなきゃダメなのよ~女は♪悠もそろそろ新しい彼氏作ってデートでもしなさいよぉ。」
「そんな簡単に好きな人なんてできないのぉ!」
「ふぅ~ん?かわいそ♪じゃあね~♪」
「かわいそうじゃな~い!」
あたしはソファにあるクッションを、姉が出て行ったドアに投げ付けた。
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