俺が太陽なら君は

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お前は俺を太陽みたいだっていうけど…そんな大層なもんじゃないよ? ーーーー 「綱吉くんがいなかったら僕は暗い闇のままでした…」 「何回も言うけど俺はそんな大層なことしてないよ?」 「綱吉くんにその気がなくても僕にとっては初めて味わう温かい光の輝きです…」 「骸…」 にこっと微笑みながら骸はそう言った。 「マフィアはまだ憎いですが…君だけは別です、ありがとうございます」 「骸…俺は…」 「僕にとっての太陽です」 「また太陽って…」 何度か骸にそう言われて照れくさいような恥ずかしいような変な気持ちになる。 「本当のことです」 キッパリそう言い切る骸にむず痒さを覚える。 だけどさ? それなら俺にとって骸は……… 「月だ」 「えっ?」 「お前が俺を太陽だというなら俺にとってお前は月だよ」 「綱吉くん…」 「太陽は夜…月に交代するだろ?闇夜を照らすのが月の役目…俺が挫けそうになったりしたらそっと支えてくれる存在」 「僕は…」 「言っとくけど"そんなモノじゃない"とか言うの禁止な?お前だって俺を太陽だって言い張るんだから」 「綱吉くん…」 「俺はお前が居てくれるから輝けるんだよ?」 我ながらかなり恥ずかしい。 「綱吉くんっ!」 「わっ///」 力強く抱きしめられた。
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