いっそこのまま溺れたい

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いつになっても ここから出られないのは わかってる。 「骸~」 「また来たんですか…君も本当に暇人ですね」 「最初はお前から呼んだくせに!」 「最初は…ね」 「相変わらず憎まれ口だなお前は…まっいいけど」 他愛のない会話が楽しいと感じるようになったのはいつからだろう。 昔は考えられなかったことだ。 「クフフ…感謝してますよ?」 「感謝されることなんてしてないよ…」 「今の僕にとって君が来てくれるこの限られた時間が至福な時間なんです」 「骸……」 そう、僕の作り出した幻想世界で毎日本当に限られた時間だが彼と会っている。 夢(む)の世界… 最初は僕が呼んだのだが、今では彼自ら来れる術を見つけたらしい。 さすがボンゴレというべきか。
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