始まり

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奈々は飛び上がりたいほど喜んだ。 沙羅と帰るのはいつぶりだろう。 中学の頃から沙羅は部活に入っていた為、なかなか一緒に帰れなかった。 しかも、高校に入ると朝練まである日があって、会える時間も少なくなっていたのだ。 そんな沙羅と一緒におしゃべりが出来るのに加えて、車にも乗らなくていいなんて、最高だ。 今思えば、この事で浮かれすぎてたんだ。 だから、あの後…。
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