始まり

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「部活楽しい??」 「うん!部活が私の生き甲斐って感じ。」 「いいなぁ~。何かすごく青春してて。」 「奈々も部活入ればいいのに。そしたら毎日一緒に帰れるのに。」 「だって、パパが許してくれないんだもん。」 「そっか。」 それからしばらく沈黙が続いた。 先に沈黙を破ったのは沙羅だった。 「そうだ!来月の3日空いてる?」 「うん。今のところは。」 「実は、その日また部活がオフなんだ。一緒に遊びに行かない?」 「行くー!!!」 奈々は一気にテンションが上がった。 そうやって、どんどん話しが盛り上がって来たその時だった。
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