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「さてと、じゃあさっさと学園長に会いに行くか」
「そうですね」
現在ジクスとティーナは【魔法教育学園・第1校舎】と書かれている門の前に立っており、そう言うと学園の敷地内へと入っていった。
ちなみに校舎は第1から第6まであり、それぞれ国内の離れた場所に建てられている。
学園の敷地は広く、校門から校舎までだけで100メートルはある。
正直無駄としか思えないそこを2人は歩き、校舎へと近づいていく。
登校する生徒が2人を見ているが、2人はそんな視線を無視して校舎の中に入る。
「君達がギルドが派遣してくれた教師かの? 儂はここの学園長じゃ! まあ、気軽にじいちゃんとでも呼んでおくれ!」
入った直後、やけにテンションの高い、白髪に立派な白い髭を生やしたお爺さんが現れた。
そして自己紹介をすると手を差し出して握手を求めてきた。
「じゃあそう呼ぶ。俺はジクスだ。よろしくな、じいちゃん」
「私はティーナです。よろしくお願いします」
2人はそれぞれ自己紹介をして差し出された手を握り、それが終わると学園長は着いてくるように言って歩きだした。
3人が歩く廊下は床が黒で横幅が広く、天井も高い。
また、壁には一定の間隔で大きな窓がついており、そこからは大きな建物が複数見える。
「なあ、この学園の廊下はどこもこうなのか?」
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