魔鋼造りと魔法の基礎

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「嫌じゃない?」 「嫌なはずないじゃん! ねえ、メリカ! サラ!」 「そうだよ! 嫌なわけないし、寧ろ大歓迎!」  レミアはジクスの肩辺りから顔を覗かせ、少しだけ首を傾げて質問すると、サーシャが答えて2人にも同意を求めた。  それにメリカは言葉で、サラは頷いて答える。 「……ありがと」  それを見たレミアが笑顔で言うと、3人も笑顔で答えた。 「ウホッ、レミアちゃんの笑顔萌え「沈め」おごっ!!??」  いつの間にか復活したクレイがメリカ達の背後で言ったが、サラが鳩尾に拳を深く打ち込んで黙らせた。  背後からはシンが無言で後頭部に飛び蹴りを直撃させたため、クレイは再び動かなくなった。 「すまん、これが迷惑をかけた」 「問題ないわ。協力ありがとう」  シンはサラと短い会話をしてクレイの足を掴み、そのまま引きずってラグの方へと歩いていった。 「サラがいればレミアも安心だな」 「うん」 「えっ、あっ、いや……これは……」 「んな動揺すんなって。俺は2階に戻るから、練習頑張れよ。 レミア、いきなり下級魔法成功させるなよ」 「わかってる」  ジクスとレミアの会話が聞こえたサラが動揺し、ジクスは苦笑しながら言う。  そしてレミアを降ろすと小さな声で短い会話をして、2階へと向かった。
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