魔鋼造りと魔法の基礎

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「なあ、シン」 「復活が早いな。どうした?」 「焦ってるサラって萌え「"閃"」うおっ!?」  復活したクレイの言葉の途中で、シンは魔鋼の刀を出して構えた。 「サラをそんな目で見るなと、何回言えばその小さい脳みそに記憶できるんだ?」 「へいへい、すいませんね。ったく、どんだけサラのこと「それ以上言えば斬る」……サーセン」  シンが魔鋼を構えたままクレイを睨んで言うと、クレイは怠そうに謝罪の言葉を述べる。  そのあとに何かを言おうとしたが、シンが遮って刀に雷を纏わせると、クレイはおとなしくなった。 「シン、そこまでだよ。先生が見てるから、今度は君が鼻にわさびを塗られるかもよ?」 「……チッ。クレイ、次は無いと思え。"閃"」  ラグに言われ、シンは舌打ちをすると魔鋼を消した。  そしてシンは魔法の練習を再開し、ラグは苦笑しながらクレイに近づく。 「クレイ、シンにそれは言っちゃ駄目だって言っただろ?」 「そりゃそうだけどよ、あいつらは進展が無いからイライラすんだよ。だって確実に両想いだぜ? 今日は先生が原因でサラがおとなしいけど、普段のを見りゃわかるだろ?」 「否定はしないよ。でもそれはシンとサラさんの問題だから、俺達が首を突っ込んでいいことじゃないよ」  ラグに文句を言うクレイだったが、相変わらず苦笑いを浮かべるラグに言われて反論できずに口を閉ざした。
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