「魔物? モンスター? とりあえず不可解なモノ」

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まあ上がって悪いことはないだろうと結論を下し、再び現状把握にとりかかろうとする― ガァァアァァアァアァ!! 突如、凄まじい轟音が鳴り響く。 「?!…なんだ?」 直ぐ様この音のする方向へ向かう。暫く進んだ所で木が比較的少なく広い空間に出た。 零滋はそこで信じられないモノを目にする。 爬虫類に属する頭部。10メートルを超す巨体。鋭い爪、牙。そして背から伸びる攻撃的な羽。 名称するなら『ドラゴン』がそこにはいた。
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