~入学式~

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決まってしまったことは、仕方ないな。 深く考えるのは止めにして、体育館の中に入ることにした。 「ていうか、霧耶はなんでここの高校に入学したんだ?お前の頭ならもっといい高校はいれただろうに。」 と俺が尋ねると。 「う~んとね~、おうちがちかいからかなぁ。でもほんとゎ...」 急に霧耶が言葉をつまらせた。 「どうした?」 「別になんにもですぅ。」 そう言って霧耶は、そっぽを向いた。 なんか俺悪いこと言ったか? 霧耶が変なことを言うのは特に珍しくもないので、スルーの方向で。
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