~入学式~

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「置いて行くなんてひどいじゃないかぁ。太矩磨が家を出て行くのを見て急いでおってきたんだよっ。」 太矩磨(タクマ)と言うのは、俺の名前である。 「お前と一緒にいるとめんどくさいことになるから一人で 来たかったんだよ。ていうか、なんで高校までお前と一緒なんだよ。」 俺は、適当に霧耶をあしらいつつ、目的地へと足を運んだ。
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