第2部 「ジョイア・ジョーヴァネ」

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「からの?」 話を促すジョイア。 若い男は軽く咳払いし、 「“フォース・ボーダー”の スタンド使いの増やし方は スタンド能力を植え付ける スタンド使いによるものだけと考えられてきました。」 「スタンドばっか連呼すな」 「茶化さないで。 しかし、それ以前の問題としてそのスタンド使いはどうやってスタンド発現したのでしょうか?」 「ソイツに素質が在ったんじゃねぇーの?」 「それもあるでしょう、が。 どうやら『矢』が関わっているようです」 「『矢』ぁ?」 「えぇ、まぁ… とある文献からの不確定情報でして、今やその『矢』は破片でしかないとか…」 「『矢』なんかがどんな意味を持ってるってゆーんだぃ?」 「この『矢』で、傷を負った者はスタンド使いになるんです。 勿論、適性も関係しますが… あと、人間以外の生き物でも 大丈夫だとか」 「……ほぉ…」
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