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その後、幾つかの報告をして、男はシメにかかる。
「そんなわけで、ジョイア。
敵勢力からの襲撃には、気をつけてくださいね。」
「へぃへぃ」
手をブラブラと振ってジョイアは再び歩き出した。
「頼みますよ、期待の新星…」
小さく呟いたあと、男は建物の影にまさしく溶けていった。
冷たい風が、再び人気を失った街角を吹き抜ける。
また一つ、新たな冒険が幕を
あけようとしていた。
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