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美月「天馬? お客さんが見えてるよ~」
美月は笑顔で言った。
俺は、誰だ?と思った。
なにしろ、お客さんなんてめったに来ない…
さらに、来たとしても宅配便か俺の高校のクラスメイトぐらいだ。
ちなみに、俺は一応高校には行って、探偵の仕事と両立している。
美月も同じクラスである。
先生には家庭の事情という事で一応許可はもらっている。
珍しくお客さんが来たという事で立ち上がり、玄関へ向かった。
行ってみると、そこにはうちのクラスの女子清水魅海がいた。
俺はまた遊びに来たのかと思ってため息をついた。
天馬「今日は何の用?」
俺は何も期待せずに聞いた。
魅海「今日は遊びに来たんじゃないの…
依頼をしたくて…」
俺は期待していなかったのでなんとなく聞いていたが、『依頼』と聞いた途端、話に耳を傾けた。
天馬「い、依頼!?」
魅海「う、うん…」
魅海は深刻そうな顔をして言った。
美月「まぁ、とりあえず中に入って!!」
そう言って、魅海を中に入れ、イスに座らせた。
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