依頼No.1

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美月「天馬? お客さんが見えてるよ~」 美月は笑顔で言った。 俺は、誰だ?と思った。 なにしろ、お客さんなんてめったに来ない… さらに、来たとしても宅配便か俺の高校のクラスメイトぐらいだ。 ちなみに、俺は一応高校には行って、探偵の仕事と両立している。 美月も同じクラスである。 先生には家庭の事情という事で一応許可はもらっている。 珍しくお客さんが来たという事で立ち上がり、玄関へ向かった。 行ってみると、そこにはうちのクラスの女子清水魅海がいた。 俺はまた遊びに来たのかと思ってため息をついた。 天馬「今日は何の用?」 俺は何も期待せずに聞いた。 魅海「今日は遊びに来たんじゃないの… 依頼をしたくて…」 俺は期待していなかったのでなんとなく聞いていたが、『依頼』と聞いた途端、話に耳を傾けた。 天馬「い、依頼!?」 魅海「う、うん…」 魅海は深刻そうな顔をして言った。 美月「まぁ、とりあえず中に入って!!」 そう言って、魅海を中に入れ、イスに座らせた。
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