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天馬「ところでその林太郎君の特…」
美月「そういえば、魅海って弟いたっけ?」
天馬の質問を遮った。
俺はムッとした。
魅海「弟? 弟なんていないけど…」
美月「えっ? そしたら、林太郎君って誰なの?」
魅海「林太郎っていうのはうちで飼ってる愛犬だけど…」
天馬「え~~~~~!?」
美月「そうだったの…」
二人は同時に言ったので言葉が混ざっていた。
俺は人探しと思っていたのでがっかりした。
そして、やる気をなくした。
美月「種類は?」
魅海「柴犬…」
美月「色は?」
魅海「薄い茶色…」
美月「最後に見たのは?」
魅海「3日前の夕方… 散歩で公園に連れて行った時に中学校の友達と会ったから木に結んだの…
そして、気づいた時には…」
魅海は涙声になった。
美月「話、ありがとう!! もし、良かったら一緒に来てくれると、助かるんだけど…」
魅海「いいの? もちろん、行くよ!!」
一緒に探したかったようだった。
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