一章

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「……は?」 目が点とはまさにこのこと。 目の前には少し凹んだ鉄バットを持ったこれまた俺や小桃ちゃんと同じ学校の制服を着た女の子。 つかそのバットは最初から凹んでいたものだと心から願いたい。 「キャー!陽太さん!!大丈夫ですか!?」 かなり遅れて事態を把握した小桃ちゃんが泣きながら俺に抱きついてきた。 「月ちゃん!なんてことするんですか!!」 「いや、目の前で私の親友ナンパしている命知らずがいたからつい手持ちのバッドでフルスイングしただけだよ」 手持ちのバッドでフルスイングしただけって…。
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