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祈りはどんなに祈っても届かず
呟く声は蝉時雨に消える
もう何度引き裂かれ
千切れただろう
希望が絶望に変わっただろう
今度こそ強くなると
約束するわ
だから今は
この手を握ってて
また開幕の合図が響く
仕方なく繰り返しを踊る
この世界を綴る物語
終末はあなただけの為に
小さく
祈り続ける
ただただ
幸せに
残された未来がもう少なくても
大切なものを守り通したい
その為には神様に逆らうことも
迷わず厭わずに罪を犯す
夏の蝉のように儚くて
もうすぐ私は死ぬとしても
貴女に傍で笑って欲しい
幸せを下さい
もう一度始めましょう
今度はきっと
幸せな結末を期待して
せめて最後のその時まで
ずっと
優しく
微笑んでいられるように
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