両親。

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「…違う、あんたは、現実には存在しない。私の中から、消えてよ!出て行ってよ!!」 私は、麻美に向かって怒鳴りつける。 だけど、麻美は眉一つ動かさない。 麻美の手が、ゆっくりと私に向かって伸びてきて…………。 私の、首元をとらえた。 「ひっ!!」 冷たい、手の感触に、心臓が凍るくらいの恐怖を感じる。 「………逃がさない。」 麻美は、ニヤリと笑った。
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