両親。

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麻美は、私の首元においた手に、力を込める。 「うっ…………!」 だんだん、息が苦しくなる。 目がかすむ。 意識が薄れる………。 そんな私を見下ろして、麻美が笑っている。 「お前なんか、死んでしまえ。」 「逃げたって、やり直せるわけないじゃない!」 「……………きゃああああああっ!!!!!」 真夜中の病院に、私の叫び声が響き渡った。
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