両親。

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…目を開けると、麻美が側に立っていそうで、怖くて。 私は目を、力いっぱいつぶった。 バタバタバタバタ…。 すぐに、赤木先生が駆け付けた。 「……涼花さん、どうしたの?!」 その声に、少し、身体の緊張が解けて。 私は、うっすら目を開けた。 「………先…生。麻美が…、夢に出てきたの………。」 涙を浮かべながら、必死で伝えると、先生の表情が曇った。
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