夜が明けるまで… ～another night～

両親。

ほどよい、眠気と安心感で。
私は、知らないうちに、涙を流していた…。

｢最近、調子良かったのにね。……………何かあったの？｣

赤木先生の言葉に、私は、途切れ途切れに、今日お父さんとお母さんに言われたことを話した。

…引っ越しのこと。
…転校のこと。
…麻美の四十九日が、知らない間に終わっていたこと。

そして………。

……かつての友達、先生、みんなが居なくなってしまったこと………。