…二学期。

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…いよいよ、新しい学校に行く日が、やってきた。 前の晩から、一睡もできなかった…………。 私は、新しい制服に袖を通す。 制服は、鉛のように重く感じた。 「………涼花?起きてるの?」 お母さんが、部屋に入ってくる。 制服姿の私を見て、お母さんは、満足気に微笑んだ。 「…似合ってるじゃない。サイズもぴったりね。」
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