第1章~再び、始まり~

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毎日毎日、勉強ばかり。勉強が出来て、スポーツも出来るから女子が寄って来る。 何で女子って、能力や権力で決めるんだろ?そりゃあ、モテて嬉しい。最初の頃はそうだった。 今は全く思わない。性格で判断してほしい。普通の男の子みたいにめったに告白されない方がいい。 こういう時、先生でも嫌でも、頭にきてしまう。 校長先生が職員室のドアを開けた。見ると教師が皆、ぼくと校長を見て立っていた。 「ここが職員室です」 ぼくは普通だと思った。前の学校に転入した時は派手に職員室を飾っていた。 ぼくが有名でだからだな……。 「こちらにいるのがダリー君の担任の先生です」 一番左側にある机の手前の男の先生を差した。 「ブライトネス・オデッセル先生です」 「はじめまして、ダリー・ベンチャーズ君。よろしく」 この先生も、普通な反応だった。
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