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そう言ってオデッセル先生は手を差し延べた。ぼくはその右手を素直に握った。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
ぼくはなるべくにこやかに言った。ひきつってないか心配だ。
「そんなに堅くならなくて、いいよ。リラックスして」
「えっ?あっ、はい……!」
ぼくは普通に言ったつもりだったが、やっぱりひきつっていたみたいだ。
「教室に案内するよ」
教室に行く途中、学校を少しだけ案内してもらった。
一階は職員室と校長室と一年生の教室と玄関。二階は二年生と三年生と四年生の教室。三階は五年生と六年生の教室。四階は七年生の教室。
三階に着いた。
「ダリー君。ここが君の新しい教室だよ」
『1年3組』教室のドアにはそう書いてあった。新しい教室……ね。ブライトネス先生は面白い表現をしてくれるな。
「新しい教室……」
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