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「ダリー君、趣味は何?」
「好きな教科って何ですか?」
とか個人情報を聞いてくる。しまいには、
「どんなタイプの子が好み?」
という質問までぼくは全て答えなかった。
「個人情報だから」
ぼくはこう言って女子の質問攻め攻撃をかわした。
「ええ~?一つくらい、いいじゃん!」
「好きなタイプは、質問攻めにしない人。しつこくない人」
ぼくはきっぱりと言った、つもりだった。
「それってあたし達じゃないねぇ!!」
女子全員そう言ってまた質問を繰り返した。ぼくは女子達に怒鳴りたかった。
「あのさ、予習と復習したいから……」
「ヤッター!勉強教えて!!」
女子はぼくが言いかけてるのを気にせず言った。
「ほかにぼくより頭のいい人はいっぱい、いるよ」
ぼくは怒りを抑えて言った。
「でも、いいでしょ?」
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