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ぼくがそう言うとロベルトこが敬礼した。
「もちろんですよ。おぼっちゃん!」
「新しい学校かぁ……。名前、何だっけ?」
身長が大きい方のボディーガード、ソイズ・ナッスランツが答えた。
「ネイシェルソル学校です」
「クラスは?」
また聞くと今度は回りの景色を眺めているもう一人のボディーガード、リグード・デ・シェンランが答えた。
「6年1組ですよ。おぼっちゃん!」
リグードは、はにかんでいた。
「フィアンセは?」
「ベル・メラードです。ちょうど同じクラスです」
何の表情も表さずにひんやりと物をソイズが言う。ぼくには何となくだけど冷気が感じられた。
「午後に会いに行こうかな?」
ベル・メラードは、今、外交と言うか、旅行に行ってるそうだ。つぶやくとすかさず、ソイズが口を出した。
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