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ネイシェルソルジュニアハイスクールに着いた。
リムジンを降りると、飽き飽きする程嫌な光景が目に入った。
ネイシェルソル学校の教師と生徒達が、花道を作ってぼくを待っていた。毎回見て思う。
「思った通りだ。勘弁してほしいよ……」
ぼくの父さん、コールディル・ベンチャーズは大手の株式会社の社長。
同時に大株主。超の付く有名な人。今では世界の10分の1を支えてるに等しい。
その息子のぼくも、もちろん、有名になった。
悪い事にぼくは別のことでも有名なんだ。ぼくの髪の色はライトオレンジの色。蛍光色のオレンジのような感じ。
父さんの髪はオレンジっぽい赤だ。母さんは淡い金髪。
ぼくと同じ色の髪の人は今まで見つかっていないそうだ。
「何で、こんなに運が悪いんだろう」
それで、有名だ。
ぼくも父さんの仲間入り。目の前にある光景はそういう意味なんだ。
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