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「つっ――!」 スライディングを決め込んだ跡部の腕は、柚姫を包んでいた。 「無事か!?柚姫!!」 「けぇご・・・・痛い・・」 「!!」 柚姫の首元に手を当てていた跡部は、ゆっくりとその手を開く―そこには真紅の液体があった。 柚姫は、痛みのショックでいつの間にか気を失っていた。
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