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救急治療室の前まで
小走りに走って行った
愛子が目の当たりにした光景は、
医師や看護師が肩を落とした姿だった…
海亀 章三
~死去~
昨日まで元気に話してくれた海亀さん…
愛子は、胸の奥で現実を受け止められなかった。
しばらくすると医師は
愛子の側へとやって来た。
「あなたが佐々木愛子さんですか?」
「はい」
「これから来る佐々木愛子とゆう女の子に
コレを渡してくれ、が最後の言葉でした」
医師の持っているものを見ると、
いつも海爺がつけていた
青い腕輪だった。
愛子は腕輪を受け取り、
大きく泣いた。
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