海の腕輪

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海亀爺さんの葬式も終わったある日、 愛子の元に一通の手紙が入っていた。 「あれ?珍しい、手書きの手紙だ。 誰からだろう?」 封筒の裏を返すと、 [海亀 健造] 愛子はあっ!と思った。 「海亀さんの息子さんからだ!」 その手紙には、ずらずらとお礼の言葉が並べられていた。 その文章の最後に、こう記されてあった。 「…最後になりましたが、 父の遺書の中に、佐々木さん宛ての 遺書も有りましたので、同封します。」 愛子はビックリした。 封筒の中には、もう一通 封筒が入っていた。
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