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「おーい、無視は一番傷付くんだぞ…」
そう言いながらその声の主が大翔に近付いて来た
大翔はため息を一つつき、
「…何か用か?修司…」
と少し呆れながら言った
「全く、俺がわざわざお前のクラスを教えてやったのに…それはないぜ。」
と、修司は笑いながら言ってきた
桐島修司(キリシマシュウジ)は大翔と小学生からの付き合いで、大翔が唯一気を許している存在の1人だ
顔が整っていて、よくモテるが大翔は何故あの性格でモテるかが分からないらしい
「まぁ、とにかく同じクラスだぜ。よろしくな。」
そう言うと修司は大翔に手を差し伸べた
大翔は差し出された手を見ると少し驚いた顔になり、修司の手を凝視し始めた
「ど、どうしたんだよ…俺の手に何か付いてるのか。」
と、おそるおそる修司が聞くと
「お前…異様に生命線が長いな。やはりここにもお前の図太さが出ているな」
そう修司の手を見ながら言った
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