1

4/13

13人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「おーい、無視は一番傷付くんだぞ…」 そう言いながらその声の主が大翔に近付いて来た 大翔はため息を一つつき、 「…何か用か?修司…」 と少し呆れながら言った 「全く、俺がわざわざお前のクラスを教えてやったのに…それはないぜ。」 と、修司は笑いながら言ってきた 桐島修司(キリシマシュウジ)は大翔と小学生からの付き合いで、大翔が唯一気を許している存在の1人だ 顔が整っていて、よくモテるが大翔は何故あの性格でモテるかが分からないらしい 「まぁ、とにかく同じクラスだぜ。よろしくな。」 そう言うと修司は大翔に手を差し伸べた 大翔は差し出された手を見ると少し驚いた顔になり、修司の手を凝視し始めた 「ど、どうしたんだよ…俺の手に何か付いてるのか。」 と、おそるおそる修司が聞くと 「お前…異様に生命線が長いな。やはりここにもお前の図太さが出ているな」 そう修司の手を見ながら言った .
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加