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「…にしても、まだ教室に着かないのかよ…この学園広すぎだな。ここはどっかの宮殿かっての。」
少しくたくたになりながら修司がそう呟いた
それもそのはず、大翔達はかれこれ10分歩いているのだが未だに自分のクラスに着かないのだ
「てか、この学園お前のお祖父さんの学園だろ。文句ならお前のお祖父さんに言えよ。」
そう大翔は淡々と歩きながら言った
「まぁ、それもそうなんだけど…一番最初にお前に八つ当たりしとこうと思ってさ。」
修司は笑いながら言った
修司の祖父は桐島総合病院の院長であったが、この学園を建立する際に修司の父に病院を任せ自分はこの学園の理事長となった
ちなみにこの学園の敷地は桐島家の私有地だったのだが、修司の祖父が
「こんな土地持ってても使わないんじゃ意味ないのぉ…」
そう呟いた次の瞬間、
「そうじゃ。学園でもつくるかの。」
と言い、学園の建立を計画し始めた
修司が何故いきなり学園をつくるのかのか聞いたところ、
「そんなもの気紛れに決まってるじゃないか。」
と笑いながら言ったらしい
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