あなたがいて幸せだった

捨て犬

隠れて飼えば・・・・・って

学校にいるときに見つかっちゃうか・・・。

『うーん』

考えていると、子犬がいきなり、擦り寄ってきた。

『キューン、キューン』

心配してくれてるのだろうか・・・。

『ありがとう』

そう言って私は子犬の頭を少しだけなでた。

そうすると、子犬は嬉しそうな顔をして尻尾をたくさん振っていた。

子犬の顔を見て私は決心した。

<<やっぱりこの子うちで飼おう>>

その日、私は子犬に名前を付けた。メスなのでコロンにした。

『コロン！！行くよ！！』

『ワン！！』

そして家へ着いた。

私は大きく深呼吸をした。

<<頑張らなくちゃ>>

この子の為にも！！

ガチャ！！

『ただいま』