捨て犬

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心臓がバクバクしている。 もう一度深呼吸をする。 スゥー  ハァー 『よし!!!』 そう言った時、コロンが鳴いてしまった。 『キュゥン』 お母さんが気づいた・・・ 『由香里?犬でも連れてきたの??連れて来たんなら捨ててきてよ!私犬嫌いなんだから!!』 『あーあ』 予想道理の反応だった。 そしてリビングへ入る。 もちろんコロンも一緒に・・。 『まぁ!!なんて汚い犬!! こんなの飼いたいなんか言わないでよ!!』 『でも・・・いいじゃない!!私が全部世話するから!それじゃあダメ??』 『ダメ!!お父さんもなんか言ってやってくださいよ。』 お父さんが言った言葉は私も、お母さんもビックリする言葉だった。 『んーまぁ、飼えばいいんじゃないか?自分で世話すると言ってるし』 『『え・・・・・・』』 私とお母さんは同時に言った。 『ホントッ!?やったぁ!』 お母さんもビックリするほどあっさり言った。 『まあお父さんが言うならしょうがないわね。飼ってもいいわよ。ただし、世話はきちんとやってね!!』 『はぁーい!!!』 私は元気よく言った。
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