出会い

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昨晩から雪が降り、足元には白く積もり周りの景色も白く染められていた。 ジャリ… 今日一日の疲れを、歩く度に、足音として物語ってるようだ。 ようやく公園に入った時俺は、ブランコに座っている人影を見つけた。 (こんな寒いのに何やってんだ?) と思いながら近付く俺。 近付くにつれて、啜り泣きみたいな声がして (泣いてんのか?) その人影は、女だった。綺麗な茶色の長い髪に、雪の様に繊細で白い肌、こんな寒いのに、ミニスカの格好。 俺は、女の前で歩きを止めてしまった。 俺 「大丈夫?何かあったの?」 女は、目に涙いっぱいに溜め、俺を見上げた。
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