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一瞬ドキッとした。小顔で、色白で、思わず守りたくなるような可愛い顔をしていた。
女
「何よ…アンタまでアタシをバカにしてんの?」
(な、何の事?何か様子が変だぞ。)
よく見ると、片手にビールの缶、足元には数本、空き缶が落ちていた。
(ん、酔ってんのか?)
俺
「バカにしてないけど、それより何で泣いてるの?」
女
「アンタに関係ないでしょ!」
俺
「しかも寒い中、身体震わせて。風邪ひくよ?こんな真夜中女の子一人でいるもんじゃないよ。」
すると、一瞬鋭い目つきで俺を見た後、急に悲しい表情をして顔を伏せた。
仕方なく首に巻いていたマフラーを外して、その女の首に巻いてあげた。
すると女は、ブランコから立ち上がり、泣きながら俺に抱きついてきた。
俺
「おいって。どうしたんだよ?」
女はじはらくの間泣きやまなかった。
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