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俺が働いてるカラオケ店は、自宅から徒歩30分のとこにある、ドン・キホーテの数軒横にある。
今日は天気が良いが寒い。
俺は早足で店に向かう。
ようやく店に着いた頃には、身体が冷えきっていて、更衣室に入るなり、暖房を点けた。
5分程暖まっていると、同僚であり、幼なじみである直樹が入ってきた。
入ってくるなり、「寒いな。」
零
「あぁ。」
直樹
「昨日ウチの店に来てた可愛い客どうなった?番号聞かれてただろ?」
零
「断ったよ。番号も教えてないよ。」
俺が答えると、直樹が不満げな顔をした。
直樹
「お前いつもそうだよな。堅すぎなんだよ。ま、真奈美ちゃんからしてみりゃ、良い事なんだろうけど。」
と、そう言って直樹はホールに出ていった。
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